虫歯、歯周病からお口を守りましょう

霞ヶ関・虎ノ門の歯科医院「山口歯科室」には、予防を目的に通院される患者さんもいらっしゃいます。虫歯・歯周病になってから歯科医院に通うのではなく、健康な口腔内環境を維持するために通院されているのです。セルフケアでは完全に落としきれない汚れや細菌を除去することで、お口の健康をキープできます。

予防チェック

お口の健康を維持するための、チェックポイントを年齢別にピックアップしました。これらのチェックが少ないほど健康な口腔内といえます。

  • 以前虫歯になったことがある
  • 歯並びが乱れている
  • 間食が多い(1日3回以上)
  • 普段デンタルフロスや歯間ブラシを使わない
  • 歯みがきを忘れることがある

年齢別口腔環境チェック

予防治療とは、読んで字のごとく虫歯や歯周病の予防を目的とした歯科治療のことです。 定期検診・ブラッシング指導・PMTCを中心に、虫歯や歯周病とは無縁の口腔環境を目指します。 では、なぜ現在予防治療が注目されるのでしょうか?

それは従来の歯科治療が、虫歯や歯周病に冒された後に行うものだったからです。 溶けてしまった歯や顎の骨を物理的に回復することは不可能であり、「歯を長持ちさせる」ことにはつながりません。 これでは応急処置であり、将来的な歯の健康を考えると不足があったわけです。

歯が抜け落ちる原因の多くは歯周病であり、自覚症状に乏しく発見が難しいとされます。 発見が遅れることで歯周病が進み、歯周組織が破壊されることで最終的に歯が抜け落ちてしまう……。 歯周病は従来の治療方法では対処できなかったのです。

定期検診では、歯周病をはじめとする、さまざまな予防治療を行っていきます。 口腔環境を整え、生涯の健康を守る、そして美しく健康的な歯を育てていく──。これこそが予防治療の最大の目的です。

15~20歳

歯は口元を変え、口元は顔つきを変え、顔つきは表情を変えます。そして、その表情が、その人の人生を彩ります。 永久歯が生えそろった10代後半は健康な歯の基礎作りの時期です。

チェックポイント

  • 親しらずが変な方向に生えてきていませんか?
  • 口臭が気になりませんか?
  • 歯や歯肉の色、形に異常はありませんか?
  • 口は大きく開きますか?
  • 顎が痛くありませんか?
  • 歯と顎の大きさのバランスはとれていますか?
  • 歯をみがくと出血しませんか?
21~40歳

将来の健康的な生活のためにも、一生を左右するこの時期の歯のメインテナンスは特に大切です。 学業や仕事に追われる時期ですが、決しておろそかにできません。

チェックポイント

  • 結婚前のお口のチェックはしましたか?
  • 妊娠前のお口のチェックはしましたか?
  • 老後まで美しく健康な歯を守る自信がありますか?
  • 1本の歯があなたの顔や表情を台無しにすることがあると考えたことがありますか?
  • 力いっぱい奥歯を噛みしめながらスポーツをできますか?
40~60歳

一般的に歯の老化は他の部位の老化よりも早くやってきます。しっかりとメインテナンスを行って早めにお手入れをスタートするべきです。

チェックポイント

  • 人の表情は、しっかりとした歯があるからこそ輝くということを認識していますか?
  • 同窓会で自分の歯の健康を自慢できますか?
  • 現状のお口(歯)の状態のままでも老後を楽しく過ごせる自信がありますか?
  • 大切な場面で、歯が痛んだ経験はありませんか?
  • 人前で素敵な笑顔が作れますか?
60歳以上

ひと口に長生きといっても“健康な長寿”でなければなりません。歯の機能低下は、あらゆる生命維持の手段を奪うのです。

チェックポイント

  • 生き甲斐のある人生を送れていますか?
  • 食の楽しみは満たされていますか?
  • 友人と楽しく歯の話題をできますか?
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定期検診の重要性

虫歯・歯周病を予防するためには、毎日のブラッシングは欠かせません。 しかし、残念ながらブラッシングだけでは、口腔内のプラークをすべて除去することは困難。 定期的な歯の検診や歯科衛生士による歯のクリーニング「PMTC」など歯科医院でのケアも合わせて行うことが大切です。 歯科衛生士とコミュニケーションを取りながらお口の中の環境を整えていきましょう。

虫歯・歯周病のチェック

虫歯のチェックでは医師がお口の中をチェックし、必要に応じてレントゲン撮影をします。
歯周病チェックでは歯科衛生士が歯ぐきや歯の状態を確認します。

歯科衛生士によるクリーニング

歯ブラシでは落とし切れない汚れを除去します。
超音波や手動の器具を使用して歯石を除去し、歯の表面を綺麗に磨き、お口の中を清潔な環境にします。

セルフケア指導

お口の中をチェックさせていただくと、歯磨きのクセを把握することが出来るので、患者様に合った歯ブラシの種類、ブラッシング方法の指導、デンタルフロスや歯間ブラシが必要であれば使用方法も伝授することもあります。